公立教員採用試験

こちらは、公立教員採用試験に関する情報のページです。

試験要項を自分で確認しましょう

公立教員採用試験は、一般に、県・政令指定都市ごとに、年一回夏に行われます。 なぜそういった曖昧な情報しかここに書けないかといいますと、いつ、何回試験を行うかは、県・政令指定都市がそれぞれに決めることだからです。ですから、あくまでこれまでは年一回、夏でした、というお話しかできないからです。

つまり、各県・政令指定都市の教育委員会が発表する試験要綱を見るまでは、何も確定しないというのが正確なところです。

ですから、各教育委員会のホームページをまめにチェックすることが原則となります。もちろん、学生課は学内にお知らせしますし、本サイトでも情報をお届けしたいと思いますが、自分の目で試験要綱を見ることが基本中の基本です。

一次試験

一次試験は、おもに七月に行われます。 これも、これまではそうでした、という話でしかないのですが、北海道や栃木県が真っ先に試験を行い、次いで関東甲信越が上旬に、北陸・東海が中旬、関西、九州、東北・四国が中旬から下旬にかけて試験を行うことが多かったようです。平成27年度試験では新潟県が例年より一週早く行った、北海道が六月終盤に試験を行った、といったようなこともありましたので、毎年同じだと思っていると痛い目に遭うかもしれません。試験要項の発表を待ち、しっかりチェックしましょう。

なお、いくつでも出願できます。ですから、試験日程さえ許せば、全国をめぐりながらいくつも受験することができます(実際にそうする人もいます)。

さて、内容ですが、筆記・実技試験と面接試験が一般的なものです。

筆記・実技試験は@専門試験、A教養試験(教職教養、一般教養)がおもなものとなっています。

県・政令指定都市によっては教養試験に一般教養(数学とか英語とかです)が含まれてこなかったところ(東京都など)もあります。

専門試験は、本学の皆さんの場合ですとそれぞれ養護(養護教諭)や栄養(栄養教諭)に関するもの、ということになります。

教養試験は、教職教養(教育原理、教育法規、教育心理など)と、一般教養(国語、数学、英語、理科、社会、音楽、美術…)といったものです。

面接試験は、集団面接・討論、模擬授業・場面指導、といったものが一般的です。

一次試験では他の受験者とともに活動する集団面接や集団討論を課し、面接者とじっくりお話をする個人面接は二次試験に課される傾向が見られます。

二次試験

二次試験は、一次試験通過者を対象に、おもに八月以降に行われてきました。

さて、内容ですが、面接試験・実技試験が一般的なものです。

面接試験は、個人面接はほとんどの県・政令指定都市で行われてきましたが、集団面接が実施されるかされないかは、まちまちです。

実技試験は模擬授業や場面指導がおもなものとなります。

模擬授業は、指導案を用意して(その場で書く場合もあれば、あらかじめ用意する場合もあります)、完全に一人で行う場合もあれば、他の受験者や面接者が子ども役をつとめる場合もあります。

場面指導は、「部活動で膝をすりむいた六年生の男の子が保健室に入ってきました」「夏休み前の全校集会で、食中毒防止のための講話をしてください」などの場面を想定して何をするか・どうするかを見る試験です。これも一人芝居の場合もあれば、子ども役がいる場合もあります。